東京五輪パラ組織委員会長の森さんの失言が世界を賑わしているようだ．

失言が多かった人だったように記憶しているが、今回のコレ、もちろん人によるんだろうけど、僕はおおよそそういう傾向があるような気がする．

そういう傾向とは、

「女性は会議で長く話しすぎるため、女性の多い会議は時間がかかる」

だ．

「え？ 聞いてなーい」 は女性の多い職場でよく聞かれる愚痴で、だから会議ともなればものすごい人数を招聘しなければならず、けれども「面倒臭い面倒臭い」という人をミーティングから外せば「えー聞いてなーい」で議論が一向に進まない．

格下の誰かが発言すれば「そうではなくて」を接頭語に使い反論かと思えば単に言い換えただけの発言をしよくわからない存在感を醸し出す．

そして都合が悪いことに男性でも同じことをやらかすヤツがいるということだ．

かつて「俺は手を動かさないタイプの管理者だから」と言い放った人がいたが、もちろん男性である．

こういう手合いは、とにかく難癖を付けたくてしょうがなく「そんなところにも目が届く俺は優秀」と自画自賛する傾向が強いような気がする．

してみると、男・・・物事の判断が早く会議が短い　女・・・物事の判断が遅く会議が長い　みたいなレッテル貼りを　聞き手が勝手にやってしまった結果なのではないか．

してみると、この

「女性は会議で長く話しすぎるため、女性の多い会議は時間がかかる」

というのは単に男、女以外の例えがないからそう言ってしまっただけで、

「腐ったみかんのようなヤツが混ざり込むと、ぐちゃぐちゃと会議が長引くことが多い」

とでも言い換えれば良かったのにね．　ま、そうするとみかん農家からなんか言われるんだろうけど．

(20210205)